ガンダムコミック大全 >> 1990年代前半 >> アウターガンダム
(左:バンダイ版/右:メディアワークス版)
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ストーリー
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宇宙世紀0079年、人の手に依らず人工知能(AI)によって機動する、無人機(ファントム)計画で開発されたMS「ゼファーガンダム」。戦いの中でゼファーは学び、そして大いなる力を発揮してゆく。そしてジオン軍にもステルス機計画が。1年戦争を舞台に繰り広げられるもうひとつのガンダムストーリー。
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作品解説
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「アウターガンダム」(Outer Gundam)は、1991年から1992年にかけてサイバーコミックスに連載された、松浦まさふみによるコミック作品。松浦まさふみは本作で描かれた無人システムを突き詰め、後の「機動戦士ガンダム ムーンクライシス」や「機動戦士ガンダム Reon」を描き上げ、それらを「アウターガンダム3部作」としている。公式作品ではなく、セミオフィシャル作品として位置づけられている。
一年戦争が舞台となっているが、当時の連邦が無人機を開発して実戦配備していたという多少無理のある設定となっており、当時のガンダムをめぐる環境が今よりもフリーであったため可能となった作品である。公式設定が出そろっている現在では、このようなオレ設定全開のコミックはなかなか描かれる機会も無いと思われるため、そういう点では非常にレアな作品である。
登場するゼファーガンダムとは、パイロットの存在しない無人機として設計され、これにより対人安全対策がすべて外されたため、高速機動が可能となっている。しかしその反面、暴走の危険性を常に含んでおり、両刃の剣のモビルスーツであった。
決して作画が上手いとはいえないのと、無人機というのがオフィシャルに付随する設定では無い為、世間の評価は低い。しかしながら出来としては数あるガンダムコミックの中でも突出した感のある作品である。
前半のさまざまな時代・場所、そして多角的視点からストーリーが語られる手法、さらには後半の舞台を宇宙に移してからのストーリー展開。松浦まさふみらしい独自の視点・観点で描かれる物語が異彩を放ちつつも、価値のある作品に仕上がっている。
単行本は1992年にバンダイのピュアサイバーコミックスから刊行され、後に2002年からメディアワークスの電撃コミックスから復刊されている。
サイバーコミックス誌上での発表順と、単行本での収録順は異なっている。また、単行本未収録のエピソードに「星よりも近き場所」(サイバーコミックスNo.24に掲載)がある。
サイバーコミックス上にてアウターガンダム連載開始以前に、後日談ともいえる作品「プログラムマスター」(サイバーコミックスNo.13収録、後のガンダムジェネレーション1に再録)も発表されているが、そちらも単行本には未収録である。
「星よりも近き場所」と「プログラムマスター」は単行本の復刊時に収録される検討もされたが、ページの都合上不可能となりお蔵入りのままになってしまっている。両作品は松浦氏の同人誌「MAT 2003」に掲載され、「星よりも近き場所」は加筆修正版が掲載されている。
本作より以前に「月刊OUT (1986年3月号)」に掲載された、「機動戦士Zガンダム」の後番組という設定のニセ企画「機動戦士Oガンダム 光のニュータイプ」に、O(アウター)ガンダムが登場するとアナウンスされたが、本作とは無関係である。
2017年には、電撃コミックス版を底本とした、電子書籍版が配信開始された。その際、作者自らの手により一部加筆修正されており、2017年版としてアップデートされている。
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収録コミック
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No.
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タイトル
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著者名
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出版社
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シリーズ名
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発行日 (発売日)
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税込価格 (本体価格)
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サイズ
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ISBN
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表紙
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Shop
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配信
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a.
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アウターガンダム
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松浦まさふみ
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バンダイ
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ピュアサイバーコミックス
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1992年09月20日 (1992年08月日)
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999円 (951円)
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A5
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4-89189-271-4 (978-4-89189-271-5)
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b.
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アウターガンダム
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松浦まさふみ
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メディアワークス/角川書店
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DENGEKI COMICS
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2002年08月15日 (2002年07月日)
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630円 (600円)
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B6
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4-8402-2167-7 (978-4-8402-2167-2)
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※No.aはバンダイより発行されたオリジナル版。No.bは後にメディアワークスから発行された再刊版。
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初出一覧
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関連コミック
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関連リンク
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