ガンダムコミック大全 >> 2000年代前半 >> 機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル 天空の学校
宇宙世紀0085、サイド3出身のアスナ・エルマリートは連邦軍MS訓練校に編入。しかし争いを嫌うアスナは学校では劣等性。その学校を裏で操るのは、ニュータイプの軍事利用を進める軍民共同の極秘プロジェクト委員会。危険な実験、演習をかいくぐり、アスナはニュータイプの才能を開花させていく。
「機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル 天空の学校」(Ecole du Ciel)は、ガンダムエースに2001年より連載された、美樹本晴彦によるコミック作品。『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』にキャラクターデザインで参加していた美樹本晴彦により、宇宙世紀0085年からグリプス戦役までを舞台に、モビルスーツパイロット養成学校「エコール」に関わる人々の人間模様とニュータイプ研究をめぐる陰謀を描いている。
当初は6話ほどで完結の予定であったが、企画が進むにつれ2部構成、3部構成へと話が拡大されていき、第2部以降ではZ(ゼータ)の前史へとつながるエピソードとなっている。
当初連載予告時のビジュアルにはクリスチーナ・マッケンジーが描かれており、詳細までは告知されなかったため読者の間では当初「ポケ戦」のコミカライズかとも予想もされた。
話が進むにつれ、本作の劇中にクリスをゲストとして登場させる話が何度か上がったが、実現には至っていないとのこと。
ガンダムエース創刊時から連載された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』や『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』と並ぶ看板作品となったが、その後幾度かの休載季刊を挟んで今日に至る。
2008年から2010年にかけて2年5ヶ月にわたる休載期間(2008年9月号〜2010年12月号)があったが、その間ガンダムエースには「Encyclopedia of "Ecole"」と題された、アシスタントによる全1頁の記事が掲載された。(全28回)
2011年4月号以降は再び休載になっており、それは美樹本が2009年より『マクロスエース』『ニュータイプエース』において『超時空要塞マクロス THE FIRST』の連載を開始したためである。
なお、中原健一による小説版も全2巻刊行された。小説版では、漫画版の主人公であるアスナのライバルであるエリシア・ノクトンが主人公となっているが、続刊が諸事情により中止されたため、以降予定されていたエピソードが漫画版第3部にて描かれている。
本作品の製作にあたり、サポートチームとして「OUTASIGHT」なる集団が結成されている。メンバーは、 渡邊隆史(月刊ニュータイプ編集長)、 古林英明(初代ガンダムエース編集長)、 藤田崇平(当時ガンダムエース副編集長)、 中原健一(脚本)、 佐々木 新(サンライズ)、 岡崎昭行(設定監修)、 軍事マニアの黒井(軍事設定監修) YASKA(オブザーバー)、 美樹本晴彦から成っており、このメンバーで製作会議などが行われている。
メカニック・デザインとして佐山善則が参加しており、本作のオリジナルメカも多数登場する。
2014年6月10日に電子版の配信が開始された。
※第1巻限定版には、限定版CD-ROMが付属。
※第5巻限定版には、コミックス第5巻(限定版バージョンカバー)、アスナ・エルマリート リアルフィギュア+台座、モントレアル校学生証が付属。
※第8巻限定版には、コミックス第8巻(限定版バージョンカバー)、アスナ・エルマリート エゥーゴ制服バージョン フィギュア+ハロ フィギュア+台座が付属。
※第12巻巻頭には、ILLUST GALLERY XXXVII〜XXXVIX、ダーグウェのカラー設定画、巻末にはメカデザイン柳瀬敬之インタビュー、ダーグウェ設定画、アシスタントのページ(柏木 仁・小笠原あさ美・倉真一範・宇津巻知己)、エコールな人々(田中健士・黒井敏典)、を収録。
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機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル - Wikipedia
美樹本晴彦 - 公式サイト
美樹本晴彦 - Wikipedia
「ガンダムエコール」のページ - Y.A.P (OUTASIGHT構成員のYASKA氏のサイトより)