ガンダムコミック大全 >> 1990年代後半 >> 機動戦士ガンダム Reon
(左:メディアコミックス版/右:電撃コミックス版)
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ストーリー
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宇宙世紀107年、貨物船ルビナス号の女性船長ルビー・ヒューゲットは、新型モビルスーツ(ガンダムReon)をルナ2まで輸送する仕事を請け負う。しかし、そのMSに搭載されていた自律コンピュータ「Reon」には、地球連邦内部に蠢く陰謀に関わる秘密が隠されていた…。少女ルビーが今、MSで宇宙を舞う!
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作品解説
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「機動戦士ガンダム Reon(レオン)」(Mobile Suit Gundam: Reon)は、1994年から1995年にかけてMS SAGAに連載された、松浦まさふみによるコミック作品。松浦まさふみがそれまで描いていた「アウターガンダム」や「ムーンクライシス」から派生するオリジナルストーリーとなっており、アウターガンダム3部作の最終作となる。公式作品ではなく、セミオフィシャル作品として位置づけられている。
舞台はU.C.0107。女性主人公ルビー・ヒューゲットを軸に、前2作よりやや軽いノリで繰り広げられるストーリーだが、その背景にある連邦の物語は深いものとなっており。ただ掲載誌だったMS SAGAがVol.10で実質上の廃刊となってしまったため、その背景がすべて描かれることなく中途半端になってしまった感もあるが、全4話としてうまいことまとめられている。
ガンダムReonは、アウターガンダムの進化系のMSという設定で、Reonに乗り込むことになるルビー・ヒューゲットの母親は、アウターガンダムの初代ゼファーファントムシステムのチーフオペレータのエリシア・ストックウェルという裏設定もある。
単行本は1996年にメディアワークスからメディアコミックスとして発行された。後の2003年には、電撃コミックスから復刊された。
メディアコミックス版の単行本には、B-CLUBに掲載された短編「機動武闘伝Gガンダム 硝煙の果て」が併録されている。のちの電撃コミックス版には「硝煙の果て」の収録は見送られ、そちらは「ムーンクライシス」の普及版下巻へ収録された。
後に松浦の自費出版による同人誌には、本作の連載では語られることのなかった世界観や裏設定などが触れられている。また、2011年に頒布された同人誌「Reon Plus」には、Reonの没ストーリーを底本とした全話のプロット集が収録されている。
2003年に発行されたReonの復刊単行本には、単行本未収録となっていた松浦まさふみによる「プログラムマスター」、アウターガンダム「星よりも近き場所」の2編が収録される予定であったが、採算性の面で難しくなったため収録は見送られ、それらは同人誌「MAT 2003」に収録されている。
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収録コミック
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No.
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タイトル
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著者名
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出版社
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シリーズ名
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発行日 (発売日)
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税込価格 (本体価格)
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サイズ
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ISBN
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表紙
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Shop
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配信
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a.
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機動戦士ガンダム Reon
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松浦まさふみ
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メディアワークス/主婦の友社
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メディアコミックス
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1996年02月25日 (1996年02月日)
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999円 (951円)
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A5
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4-07-304272-6 (9784073042723)
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b.
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機動戦士ガンダム Reon
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松浦まさふみ
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メディアワークス/角川書店
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DENGEKI COMICS
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2003年11月15日 (2003年10月日)
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630円 (600円)
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B6
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4-8402-2529-X (9784840225298)
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※No.aはオリジナル版。「機動武闘伝Gガンダム 硝煙の果て」も収録している。No.bは普及版として発行されたもの。その後「硝煙の果て」は「ムーンクライシス」の普及版(下)に収録されてたためここでは未収録。
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初出一覧
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関連コミック
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松浦まさふみガンダムコミックはこちら
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関連リンク
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機動戦士ガンダム Reon - Wikipedia
松浦まさふみ - Wikipedia
松浦まさふみ - 公式サイト
松浦まさふみ - 公式ブログ
松浦まさふみ - Twitter
松浦まさふみ - pixiv